固定客を作る仕組み

生き残り競争の激しいラーメン業界で、確実に固定客をつかむお店、それは、おいしいスープと、その
スープにぴったりの麺をみつけた店。
でも、ただおいしいだけでは固定客が長続きしないのをご存じですか?
奇をてらった味にすれば、一時的に行列ができる店はいくらでもあります。
でも、長期にわたり常連がつくには、それだけでは足りません。
何度食べても飽きない味は、本物の作り方からしかできないのです。
今回は、本物の味が、固定客をつくる仕組みを簡単にご説明します。
そして、こだわりのラーメンを作りたい方に、そのちょっとしたヒントをご提供します。

<ラーメンの後味について>

ラーメンブームが到来して久しいですが、それに伴い、ここ数十年で、ラーメン好きのお客様の好みも大きく変化してきました。この変化は、一時的な流行の変化もありますが、もう1つ大きな変化があります。
それは、本物志向の傾向、だと私は思っています。
ラーメンを知れば知るほど、本物と偽物の違いに敏感になってきます。
その意味で、これは変化というより、お客様の進化とも言えます。
以前は、一口目がおいしいラーメンだけがもてはやされてきました。そして、一口目がおいしいと、そこそこ評判になるのも事実です。
しかし、そうやって一時的に行列ができたラーメン店が、しばらくすると閑古鳥が鳴くケースも私達は数多く見てきました。
長続きする店としない店、その違いは何だと思いますか?
その差はずばり、後味、です!
これは、スープの味だけのお話しではありません。麺も含めた、食事全体の後味です。

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